目次
グリッドシステムと黄金比でロゴのクオリティーを上げるには?
グリッドシステム、さらに黄金比を活用して
既存のロゴをトレンドに合わせてブラッシュアップしてみたいと思います。
動画を用意しましたのでわかりやすいかなと思います。
題材は自動車メーカーのスズキのロゴです。
1958年、当時大学生だった手銭正道氏がスズキが行うロゴマークコンペに応募。
「S」マークのデザインを作成しました。
このロゴは、かれこれ数十年変化がないもののようです。
今回のサンプルは雰囲気や色などは極力変えずに、
グリッドと黄金比をガイドとして改修してみましょう。
黄金比のフォーマットを作る
このように1,3,5,8,13,21,34,55・・・・・・
のフィボナッチ数のとおり、図を作成します。
この比率の円形を作成し、今回はこの円形のガイドの基準に
既存のスズキのロゴをなぞってみます。
黄金比のフォーマットを作る2
sponsors
黄金比のフォーマットでスズキ(SUZUKI)のロゴを作る
なんと、かなり黄金比のガイドに合っています。
既存のスズキのロゴをこのように分析してみると
ジーンズのフレアのようにテーパーがかかっていることがわかります。
完全なグリッド、黄金比に合わせるのでなく、
すこしアクセントをつけることで意匠としての変化、
面白みを持たせる効果があります。
右が現在のSUZUKIのロゴ、左が今回作成したロゴです。
数十年前、パソコンやソフトがなかった時代に、
どのような手法で作成されたのか?ロマンを感じます。
恐らくフリーハンドで描かれたと思いますが、
現代のソフトウェアを活用しグリッドと黄金比で分析しても
黄金比の比率があまり誤差なく採用されているのは驚きですね。